f_chdir

カレント・ディレクトリを変更します。

FRESULT f_chdir (
  const XCHAR* Path /* ディレクトリ名へのポインタ */
);

引数

Path
移動対象のディレクトリのパス名の入った'\0'で終わる文字列を指定します。

戻り値

FR_OK (0)
正常終了。
FR_NO_FILE
ファイルが見つからない。
FR_NO_PATH
パスが見つからない。
FR_INVALID_NAME
パス名が不正。
FR_INVALID_DRIVE
ドライブ番号が不正。
FR_NOT_READY
メディアがセットされていないなど、ディスク・ドライブが動作不能状態。
FR_WRITE_PROTECTED
メディアが書き込み禁止状態。
FR_DISK_ERR
ディスク・エラーによる失敗。
FR_INT_ERR
不正なFAT構造または内部エラーによる失敗。
FR_NOT_ENABLED
その論理ドライブにワーク・エリアが与えられていない。
FR_NO_FILESYSTEM
ディスク上に有効なFATボリュームが見つからない。

解説

f_chdir関数は各ボリュームのカレント・ディレクトリを変更します。カレント・ディレクトリはファイル・システム・オブジェクトの初期化が行われたとき、ルート・ディレクトリに設定されます。カレント・ディレクトリは、ファイル・システム・オブジェクトに記録されるため、そのボリュームを使用する全てのタスクに対して影響を与えます。

対応情報

_FS_RPATH == 1のときに使用可能となります。

サンプル・コード

    // カレント・ドライブのカレント・ディレクトリを変更 (ルート下のdir1へ)
    f_chdir("/dir1");

    // ドライブ2のカレント・ディレクトリを変更 (親ディレクトリへ)
    f_chdir("2:..");

参照

f_chdrive

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